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2014年1月18日土曜日

私がリメイク版のゲームソフトを好きになれない理由

大手のゲームメーカーは、過去の名作を現在主流のプラットフォームに載せ替えてリメイクとして廉価で販売します。私みたいな30台中盤の世代としては垂涎のラインナップ。この投稿を見てなんとなくタイトルのことが思ったので投稿です。



Android向け「FINAL FANTASY VI」の配信が本日スタート。スマホ向けの新機能を搭載,キャラのドット絵は渋谷員子氏がリファイン

FF6が発売された時は1994年で私は15歳。中3でバリバリのスーファミ黄金期の世代。この頃はカセットの価格もインフレ気味で、確かこのソフトは11,400円だったんじゃないかな?小遣いをはたいて買って、それはもう夜なべしてやり尽くしたもんです。

この頃のFFの良さは、画期的なシステムやストーリ、何よりも当時のコンピューターゲームとしては群を抜いた「ドット絵」の精細さにあったかと思います。小さなテレビ画面、荒いブラウン管の表示。その中にあってのあのドット絵が、実際に見える以上のイメージを私の脳内に映し出してくれたものです。

さて今回のリメイクは、実際のオリジナルを「リファイン」した形でのリリースです。わざわざ高精細なスマホの画面に強引に当時のドット絵を再現する物ですから、あの角張ったドットが妙に滑らかになっていて、なんというかキャラが生きてない。マネキンのような不自然さが際立ちます。当時の人間としては、そのままの荒々しさで出してくれれば良いのになんでそんな中途半端なことをするのか・・・。それならいっそFF3FF4みたいに3Dにして差別化を図れば良いものを。

ただ、当時の興奮を忘れられない30代の人間は今や会社の中堅クラス、2000円程度のお金ならお試し感覚で買っちゃうんですよね。で、「ああ、こんなもんか」と思って途中でやめる。ストーリーやシステムは既存の資産でまかなえるし開発費は押さえられる、そしてスマホアプリは売却して中古市場に流れるというリスクがないため、収益も一定の物を確保できるし、良いビジネスモデルですよね。

果たしてこれらリメイク作品を購入したうちの何人が、エンディングまでたどり着いたのだろうか?

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