英雄伝説 零の軌跡・碧の軌跡クリア感想

こんばんは、本日はゲーム感想を書いてみたいと思います。久々にストーリー重視のＲＰＧをクリアしたという感じがありました。

今回プレイしたゲームはＰＳ　VITA「英雄伝説 零の軌跡 Evolution 」「英雄伝説 碧の軌跡 Evolution 」です。


英雄伝説は日本ファルコムのＲＰＧで、かの「イース」シリーズや「ザナドゥ」シリーズに肩を並べる代表的なタイトルです。

で、その中でも「軌跡シリーズ」と呼ばれる中の４作目（零）と５作目（碧）にあたります。前作まで（空の軌跡１〜３）からストーリーのつながりはあるものの、ある程度当ゲームの中でも解説はされているので、零の軌跡からプレイするのに支障はないはずです。（とはいいつつも前作から引き続き登場しているキャラも少なくないため、話のつながりが？な時はあるのですが・・・）私も空の軌跡シリーズはやっていないのですが、十分楽しめました。

さて、プレイの感想なのですが、幾つかのポイントに絞って述べていきたいと思います。

・一般人との会話を楽しむＲＰＧ
　「クロスベル」というひとつの近代都市と、その周辺の地方に構成される「クロスベル自治区」という地域がこのゲームの全てで、お世辞にも広いとは言えません。何十時間にも及ぶプレイ時間をこの世界で立ち回るため、そこの住人一人ひとりとの関わりが深くなります。１つのシナリオをクリアするごとに、地域全ての住人の会話内容が変わるという非常に手間のかかることをしております。メインシナリオに関する会話を始め、その住人の都合に合わせた会話が進んでいきます。例えば「住人Ａは住人Ｂのことが好き」という設定があり、ストーリーが進むと、住人Ａと住人Ｂが付き合っていたりするのです。

　まぁ、こういう細かい部分は直接ストーリーには絡んでこないので無視してもいいのですが、これがファルコムクオリティと言われる所以で、こういうところを楽しめると、このゲームが好きになれると思います。

・ひとつひとつがストーリーに絡むサブクエスト
　このゲームは「任務」と呼ばれるクエストをクリアすることでストーリーが進みます。実際のストーリーに絡むメインの任務と、それとは直接関係ないサブの任務に分かれていて、サブの任務はクリアしなくてもメインストーリーは進みます。こういうシステムは他のＲＰＧにはよくあると思いますが、サブクエストっていうのはあんまり（もしくは全く）メインストーリーには関係ないような内容が多いと思います。でもこのゲームは、サブクエストがメインストーリーに関する伏線がまざっており、サブクエストをこなすことでより一層メインストーリーの面白みが増します。
　上記のような住人とのやりとりや、サブクエストを丁寧にクリアしていくと、零、碧それぞれ１００時間は軽く超えてしまいます。

・ゴリ押しで突き進めるバトルシステム
　バトルシステムは特筆で、Ｓクラフトやバースト（碧のみ）といったシステムで、一発逆転の攻撃ができ、準備さえしっかりすれば、ボス戦でさえも攻撃をさせることなくたやすく討伐することができます。
　と、ここまで書くと、なんだそれクソゲーやん！と思われますが、後半はそのゴリ押しも通用しないような鬼畜敵キャラのオンパレードになるので、戦略を意識したバトルを楽しむことも可能です。

・サプライズのオンプレードの後半シナリオ
　このゲームは章立てでストーリーが進んでいきます。序盤については簡単な任務が多いです。何度か任務をこなすたびにそろそろマンネリ感が・・・といったところで、後半に差し掛かると、怒涛のストーリーが待ち受けています。後半は息もつかせぬ展開で、やめどきがわからなくなるぐらいです。

　１作あたり１００時間、合計２００時間ぐらいかかる大作ですが、そんなに時間が経ったとは思えないぐらいのストーリーに面白みがあります。それに加えて魅力的なキャラクターも多数おり、人それぞれの楽しみ方ができる作品だと思います。PSPとPSVITA版で出ておりますが、PSVITA版でやったほうが快適にプレイができます。是非ともプレイしてみてくださいね！


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